登山に関する本

登山本「孤高の人」(新田次郎)

投稿日:2020年2月9日 更新日:

出版社新潮文庫
発売日1973/3/1
巻数上下巻

新田次郎作の「孤高の人」を図書館で借りて読んでみました。上下巻の二冊でしたが、古い本なので字が小さい・・・。最近は老眼が始まった僕の目では会社帰りの電車の中で読むには結構キツかったです。

なぜこの本を読み始めたかというと、漫画の「山と食欲と私」の主人公、日々野鮎美が読んでたので興味が出て図書館で借りてみました。読み始めると舞台は神戸。なんと私の故郷、兵庫県だったので余計に親近感が湧きました。でも、時代は昭和初期で結構昔です。文体も少し古いので、なんだか文学作品っぽい感じがしました。最近はライトノベルとか歴史小説ばかり読んでたので、学生時代に戻った気分でちょっと新鮮でした。

主人公は兵庫県の浜坂に生まれた加藤文太郎。当時富裕層の娯楽として楽しまれていた登山を、サラリーマン登山者として豪華な装備も持たず、しかも単独行で登山を行った異色の登山家です。たまたま最近買った雑誌の「山と渓谷」2020年2月号の「単独行者の登山術」読んでたら、特集の最初のページに加藤文太郎の著書「単独行」の紹介が。何という奇遇でしょう!余計に嬉しくなってしまいました。

登山の話ばかりかと思ったら、会社での上司からのパワハラや、恋愛の話なんかもあって結構楽しめます。でも、最後結婚して子供が生まれて幸せ絶頂の時に挑んだ初のパーティー登山が始まった頃から少しずつ結末が想像できて、読むのが辛くなってきます。。。実在した人物だけにWikipediaとかでも結末が書かれてるので、そういった予備知識なしで読んだ方が最後まで楽しめるんじゃ無いですかねえ。

書かれた時代が少し古いので、本を読み慣れてない人にはちょっと読みづらいかもしれませんが、読み物としてもとっても面白いと思います。でも加藤文太郎のような登山はちょっと自分には無理かなあって気がします。皆さんも、家族のためにも安全な登山しましょうね。

後日、近所の別の図書館に行ったらこの前読んだ本より新しくて大きな字の新刊が置いてました。こちらで借りて読めばよかったです・・・。

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